キチャリは、米と豆を一緒に煮た粥のような料理です。派手さはありませんが、アーユルヴェーダでもっとも大事にされてきた一皿といえます。
なぜ回復食とされるのか
理由は消化にあります。米(シャーリ)と緑豆(ムドガ)はどちらも軽く、消化への負担が少ないとされる素材です。しかも一緒に煮ることで、たんぱく質と炭水化物が揃います。
体が重い、食欲がない、舌に厚い苔が出ている。そんなときはアグニ(消化力)が落ちている状態とされます。ここに重い食事を入れるとアーマが増える。だから消化しやすいものに切り替えて、火を立て直す。これがランガナ(軽減法)の考え方です。
基本の作り方(2人分)
材料
- 米 1/2カップ
- 皮むき割り緑豆(ムングダール) 1/2カップ
- 水 4〜5カップ
- ギーまたは油 大さじ1
- クミン 小さじ1/2
- コリアンダー 小さじ1/2
- ターメリック 小さじ1/4
- 生姜(すりおろし) 小さじ1/2
- 塩(岩塩) 適量
手順
- 米と豆を洗い、30分ほど水に浸す
- 鍋にギーを熱し、クミンを入れて香りを出す
- 生姜、ターメリック、コリアンダーを加えて軽く混ぜる
- 水を切った米と豆、水を加えて煮る
- 弱火で20分から30分、とろりとするまで煮る
- 塩で味を調える
体質別のアレンジ
いつ食べるか
一緒に覚えておきたいこと
キチャリだけを食べれば整うわけではありません。量を控えめにする、温かいうちに食べる、次の食事まで間を空ける。この3つが揃って初めて、消化を休ませるという目的が果たされます。
食事全体の考え方はドーシャ別の食事法に、消化力の見方はアグニとアーマにまとめています。
本記事はアーユルヴェーダという伝統医学の考え方を知識として紹介するものであり、病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある方、治療中の方は、必ず医師などの専門家にご相談ください。


