アーユルヴェーダで最初に変えるとよいとされるのは、食べるものより飲むものです。冷たいものをやめて温かいものにするだけで、消化の状態が変わるとされているためです。

ここでは、日常的に使える3つを紹介します。

1. 白湯(ウシュノーダカ)

もっとも基本の飲みものです。白湯は、沸かした湯を飲める温度まで冷ましたものを指します。

作り方

  1. やかんに水を入れて沸騰させる
  2. 火を弱め、そのまま10分ほど沸かし続ける
  3. カップに注ぎ、すすれる温度まで冷ます

10分沸かすのが難しければ電気ポットでも構いません。冷たいものではなく温かいものを最初に入れる、という点が本質です。

いつ:朝いちばん(ウシャパーナ)、日中の水分補給

2. CCFティー

クミンコリアンダーフェンネルを等量で煮出したCCFティーです。

作り方

各小さじ1/2を水400mlで5分から10分煮出し、こす。

温める性質と冷ます性質が混ざるため、3つのドーシャのどれにも使いやすいとされます。白湯に飽きたとき、食後の張りが気になるときに向きます。

いつ:日中、食後

3. タクラ

タクラは、ヨーグルトを水で薄めて撹拌した飲みものです。

作り方

ヨーグルト1に対して水2から4を加え、よく撹拌する。クミン岩塩、生姜を少量加える。

ヨーグルトそのものは重くカパを増やすとされますが、薄めて撹拌すると軽くなり、消化を助けるとされます。古典でも高く評価されている飲みものです。

いつ:昼食後。冷たくしすぎないこと

使い分けの目安

状態向くとされるもの
朝いちばん白湯
食後の張りCCFティー、タクラ
熱がこもっている(ピッタCCFティー、少し冷ましたタクラ
重い、むくむ(カパ生姜入りの白湯
冷え、乾き(ヴァータ白湯、温めた牛乳

夜なら

眠る前には、温めた牛乳(ドゥグダ)にカルダモンターメリックを少量加えたものが伝統的に用いられてきました。滋養の文脈で語られる飲み方です。

食事全体の組み立てはドーシャ別の食事法に、消化力との関係はアグニとアーマにまとめています。

冷たい飲みものが体に与える影響を現代的な視点から知りたい場合は、姉妹メディアの冷たい飲み物で夏に太る?内臓の冷えと代謝から考える夏の食べ方が参考になります。

本記事はアーユルヴェーダという伝統医学の考え方を知識として紹介するものであり、病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある方、治療中の方は、必ず医師などの専門家にご相談ください。