ピッタは火と水の元素から成り、熱い・鋭い・軽い・流れるという性質を持ちます。消化、代謝、体温、そして判断力といった変換の働きをつかさどるとされます。

乱れているときのサイン

熱と鋭さとして現れるのが特徴です。

出やすい場所現れ方
ほてり、胸やけ、汗をかきやすい、目の充血
赤み、炎症、吹き出もの
いらだち、批判的になる、完璧主義が強まる
消化空腹に耐えられない、食べないと機嫌が悪くなる

立て直しの3本柱

1. 冷ます方向に寄せる

  • 甘味・苦味・渋味を中心に。強い辛味、酸味の強い発酵食品、揚げ物、アルコールは控えめに
  • ギーコリアンダーフェンネル、ミント、アムラが向くとされる
  • オイルケアにはココナッツオイルを使う
  • 冷たいものを大量に摂るのではなく、性質として冷ますものを選ぶ

2. 空腹を我慢しない

ピッタは消化力が強いため、食事を抜くと熱が行き場を失うとされます。時間を空けすぎず、規則的に食べるほうが安定します。食事全体の考え方はドーシャ別の食事法にまとめています。

3. 熱を上げない過ごし方

  • 日中の強い日差しと、暑い環境での激しい運動を避ける
  • 競うような場面を減らす。運動も勝ち負けから離れる
  • 夜更かしを避ける。22時以降はピッタの時間で、目が冴えやすい
  • シータリーのような冷ます呼吸法を取り入れる

心の側の調整

ピッタの乱れは、体より先に態度に出ることがあります。人に厳しくなる、細部が気になる、休むことに罪悪感がある。こうしたときは、サーダカ・ピッタ(心をつかさどるピッタ)が高ぶっている状態と説明されます。

完璧に整えようとすること自体がピッタ的である、という点を覚えておくと役に立ちます。

季節と時間帯

夏、そして午前10時から午後2時と、夜22時から2時がピッタの時間です。詳しくは季節の養生リトゥチャリヤを参照してください。今の傾向はドーシャ診断で確認できます。

本記事はアーユルヴェーダという伝統医学の考え方を知識として紹介するものであり、病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある方、治療中の方は、必ず医師などの専門家にご相談ください。