アーユルヴェーダの用語・読みものを一語ずつ引けるオンライン辞典
理論・概念

ラーシ

Rāśi / राशि

Definition

天球を12に分けた区分。西洋占星術の12星座にあたるが、基準の取り方が異なる。

この項目のポイント

  • ラーシは天球を12に分けた区分で、西洋占星術の12星座にあたる
  • インドの伝統では実際の星の位置を基準とするサイデリアル方式をとる
  • そのため西洋占星術と比べて、区分がおよそ24度ずれる

ラーシとは

ラーシ(Rāśi)は、天球を12に分けた区分です。西洋占星術でいう12星座にあたり、牡羊にあたるメーシャを起点に、それぞれ名称が付けられています。

西洋占星術との違い

名称は対応していますが、区分の基準の取り方が異なります

基準呼び方
インドの伝統実際の星の位置サイデリアル(ニラヤナ)
西洋占星術春分点トロピカル(サーヤナ)

地球の歳差運動によって春分点は少しずつ移動しており、両者の差は現在およそ24度あります。星座1つ分に近い開きです。そのため同じ生年月日でも、割り当てられる区分が一つずれることがあります。

ナクシャトラとの併用

インドの伝統では、12分割のラーシと27分割のナクシャトラが併用されてきました。太陽の見かけの動きと月の動き、2つの周期を重ねて時を測る仕組みです。

これらを生まれた時刻について図にしたものがジャナマ・クンダリです。

なおアーユルヴェーダの体質観は、この区分とは無関係に成り立っています。アーユルヴェーダが体質を見るのは、体つき・消化・肌・睡眠・気質といった観察できる要素からであり、生まれた日時からではありません(プラクリティ)。

本項目は伝統的な考え方の紹介であり、運勢や吉凶を判断するものではありません。

FAQよくある質問

ラーシとは何ですか?

天球を12に分けた区分です。西洋占星術でいう12星座にあたり、名称もおおむね対応しています。ただし区分の基準の取り方が異なるため、同じ生年月日でも結果が一致しないことがあります。

なぜ西洋占星術と星座がずれるのですか?

基準の取り方が違うためです。インドの伝統は実際の星の位置を基準とするサイデリアル方式、西洋占星術は春分点を基準とするトロピカル方式をとります。地球の歳差運動によって春分点は少しずつ移動しており、現在その差はおよそ24度あります。星座1つ分に近い開きです。