アーユルヴェーダの用語・読みものを一語ずつ引けるオンライン辞典
生活・養生

ディヴァスワプナ(昼寝)

Divāsvapna / दिवास्वप्न

Definition

ディヴァスワプナは昼間にとる睡眠、いわゆる昼寝のこと。アーユルヴェーダでは消化力を弱めカパを増やすとされ、夏季や体力が落ちているときなどの例外を除き、避けるべき習慣とされてきた。

この項目のポイント

  • ディヴァスワプナは日中にとる睡眠、いわゆる昼寝を指す
  • 消化力(アグニ)を弱め、カパやアーマを増やすとされ、原則として避けるべき習慣とされてきた
  • 夏季、高齢者、体力の落ちている人などには例外的に認められている

ディヴァスワプナとは

ディヴァスワプナ(Divāsvapna)は、昼間にとる睡眠、いわゆる昼寝を指す言葉です。夜の睡眠を意味するニドラーとは区別して扱われ、アーユルヴェーダでは原則として避けるべき習慣として位置づけられてきました。

なぜ避けるべきとされるのか

昼間は活動と消化にあてる時間帯とされ、そこに睡眠という重く停滞する働きが重なることを、伝統的にはよしとしません。カパの性質(重さ・冷たさ・停滞)が強まり、消化の火であるアグニが弱まって、未消化物(アーマ)がたまりやすくなると説明されます。目覚めた後のだるさや頭の重さも、この文脈で語られてきました。

例外として認められる場合

すべての昼寝が否定されているわけではありません。次のような場合は、例外として伝統的に認められています。

  • 夏季(グリシュマ):暑さで体力と水分が消耗しやすい季節。リトゥチャリヤ(季節ごとの過ごし方)でも例外的な扱いとされる
  • 高齢の方、体力が落ちているとき:体を支える力そのものが不足している状態
  • 旅や夜通しの作業などで睡眠が不足したとき:不足を補う一時的な対応として

いずれの場合も、短時間にとどめることが望ましいとされます。

誰が特に注意すべきか

もともと重く停滞しやすい性質をもつカパ体質の人は、特に昼寝を避けるべきとされます。一方、乾いて軽い性質をもつヴァータ体質の人は、例外が認められる場面で比較的向いているとされることもあります。

本項目は伝統的な考え方の紹介であり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。

FAQよくある質問

ディヴァスワプナとは何ですか?

アーユルヴェーダで昼間にとる睡眠、いわゆる昼寝を指す言葉です。夜の睡眠であるニドラーとは区別して扱われ、原則として避けるべき習慣とされてきました。

なぜ昼寝は避けるべきとされるのですか?

日中はカパの性質が強まりやすい時間帯にあたり、そこに睡眠という重く停滞する働きが重なることで消化力(アグニ)が弱まり、未消化物(アーマ)がたまりやすくなると考えられているためです。

昼寝をしてもよい場合はありますか?

夏季(グリシュマ)、高齢の方、体力が落ちているとき、旅や夜通しの作業で睡眠が不足したときなどは、例外として認められています。短時間にとどめるのが伝統的な工夫とされます。